メアリーに演奏を褒められて
とても嬉しかった僕は
たちまち彼女に夢中になった。
彼女とヤスのお陰で
ダッドとフレッドがいない寂しさを
忘れることが、できたんだ。
とはいえ、僕は両親の離婚で
深く傷ついていたと思う。
愛する人が離れていってしまうことを
人一倍恐れたからね。
まだ幼かったから、本当は母親には
いつも側にいて欲しかっただろうし
愛されたかったはずだ。
でも
「マムは、大好きなダディとフレッドを奪った」
と許せない気持ちが膨らむばかりで
益々メアリーを求めていったんだ。
だから彼女に
しつこいほど尋ねたよ。
「ねえメアリー、僕を愛してる? ずっと側にいてくれる?」
「もちろんよ。世界中で一番、ジェムを愛しているわ。私は何処にも行ったりしない、ずっとジェムの側にいるから」
彼女はふんわり微笑み
確かにそこに、嘘は無かった。
⬆︎大好きw メアリー は両親が教師で学級委員的な、ちょっとおぼこい子。1970年代のミニスカやパンタロン全盛期に、ローラアシュレイの花柄ワンピって最強! 7歳の男の子、18歳の綺麗なお姉さんにメロメロです(*´艸`*)フフ