(feat. Gilbert O'Sullivan)去年は静寂なクリスマス、今年は――? ホワイトクリスマスは夢見ない、フレッドが天辺の星に込めたのは、家族のぬくもりと、ささやかな願い――【80s洋楽が響く創作物語】
父の体調不良と共に始まった、小さな変化。ギターの音色が途切れた夜、迎えを待つフレッドの隣には、声はなくとも温もりをくれる少女が寄り添っていた――【80s洋楽が響く創作物語】
託児所の裏で出会った、言葉を失くした少女。小さなぬいぐるみと無言のまなざしが、フレッドの心に過去の痛みを呼び覚ます――【80s洋楽が響く創作物語】
屋敷を離れた親子がたどり着いたのは、リバプールの町。簡素なアパート、聞きなれない方言、夕暮れの託児所、そして夜ごとのギターが、フレッドの新しい日々をあたためていく――【80s洋楽が響く創作物語】
白布の下に封印されていたのは、美しい貴婦人の肖像画。明かされた記憶に、イライザの言葉が影を落とす。けれど父の静かな決意を聞いて、フレッドはそっと希望を抱いた――【80s洋楽が響く創作物語】
北イングランドの古い屋敷に連れて来られた、幼いフレッド。冷たく威圧的な祖父や厳しいナニーの影に、笑顔が消えていく。家族の温もりを求めても、誰も寄り添えないまま、暗く重い日々が続く――【80s洋楽が響く創作物語】
(feat. The Specials)日本に帰っていたヤスの話を聞いた兄弟は、自分たちの祖父母の話を始める。ジェムの知らない「父と故郷の記憶」が、弟フレッドの胸に蘇る――【80s洋楽が響く創作物語】
ラジオ局での打ち合わせ中、フレッドは黙々とノートに向かい、皆んなの会話から距離を取っていた。そんな沈黙を破るように、突然クリスマス曲のリクエストを口にするフレッド。まだ10月なのに何故――?【80s洋楽が響く創作物語】
(feat. Queen and David Bowie)マークのひと言が、ラジオ局の控え室に火種を落とす。疲れと苛立ちがにじむなか、ヨーコの一喝が場をさらう。冗談みたいなやりとりの裏に、じわり重たい〝プレッシャー〟【80s洋楽が響く創作物語】
クイーンの映画 (2018) の方です 「コロナ禍の暇つぶし」に書いた物語のベースは、1985年に描いたオリキャラだけど(詳細はコチラ)それを思い出したきっかけが、2021年6月に金曜ロードショーで放送された『ボヘミアン・ラプソディ』でした。 映画自体は劇場…
毎回物語の末に添えている「ト書き」で書ききれない、熱い思いを「note」にUPしたいと思います。こっちの「はてなブログ」に書くと物語の流れを止めてしまうので、新たに立ち上げることにしました! 「note」へのリンクはこちらから! ★描いては消して・・・ イ…
遅ればせながら、明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします! 〝ご挨拶〜始まりは1985年〟にもあるとおり、コロナ禍の暇つぶしで書き終えた物語をブログにしたのが2022年1月。当初は毎日のようにUPして、一年ぐらいで終わるだろうと思っ…
再び動き出したフレッドとパティの関係。移動車の中でメンバーは、「誰が最後まで独身か」と賭けで盛り上がる。冗談の裏に滲むのは、それぞれの未来と、まだ知らない恋の行方――【80s洋楽が響く創作物語】
(feat. Kajagoogoo)テレビ局の控え室に、サムが妹を連れてきた。遠くで見守るメンバーを背に、フレッドがそっと彼女の前髪に触れる。その瞬間、二人の過去の記憶が静かに呼び覚まされた――【80s洋楽が響く創作物語】
(feat. Level 42)「ジェムの右耳に嵌めたら⁉︎」と渡された行き場を失ったピアス。慰め合いの夜が過ぎ、酔い明かした兄弟の朝。シラフになったフレッドの労わりに、二日酔いのジェムは――【80s洋楽が響く創作物語】
(feat. The Cars)バックミラーの二人、ラジオから流れる『Drive』――海に沈む太陽を背にロンドンの家へ帰ると、フレッドと山盛りの酒が待っていた。少し切なくて、少し笑える、夏の幕引き――【80s洋楽が響く創作物語】
涙のあとに外された、片方のピアス。ケイトは未来へ踏み出し、ジェムはただ、海と空が重なる青い光の中にいた。その光の先に、まだ見ぬ世界が待っている――【80s洋楽が響く創作物語】
(feat. The Outfield)君がいなくなってから、自分の気持ちと向き合ったと語るアシュリー。寡黙な彼の深いブルーの瞳がケイトを見つめる。未来の予感に満ちた二人の間で、ケイトが出した答えは――【80s洋楽が響く創作物語】
(feat. Yazoo)「私には、もう『あなただけ』なのに、何度電話しても連絡くれなかった」そんなケイトの問いかけに、真実を告げたレイチェル。戸惑うアシュリーにジェムの怒りが交錯し、三者の想いが一気にぶつかる!【80s洋楽が響く創作物語】
(feat.Cutting Crew)「私を殴って?」目を瞑るケイトを前に、苦笑を漏らし手を伸ばすジェム。その腕の中で、揺れ動く複雑な感情が渦巻く。二人はアシュリーの家に到着すると――【80s洋楽が響く創作物語】
(pick out: A Flock Of Seagulls)アシュリーの言葉が、ケイトの胸を裂いた。荒れ狂う波と雨音、遠く響くカモメの声に紛れて、彼女は叫んだ――否定し続けてきた本当の気持ちを。その時、ジェムは――【80s洋楽が響く創作物語】
(feat. Olivia Newton-John)レイチェルの言葉がジェムの心に重く響く。アシュリーとケイトのすれ違い、レイチェルが握る秘密――4人の複雑な想いが絡み合う、チャンスの行く先は?【80s洋楽が響く創作物語】
レイチェルが語る、アシュリーの知られざる苦悩と秘密。その言葉に戸惑いを隠せないジェム。静かに怒りを滲ませる、レイチェルの想いが意味するのは――【80s洋楽が響く創作物語】
(feat. OMD)ケイトの笑顔の裏に漂う影。不安に揺れるジェムは、レイチェルの誘いに応じて答えを探ろうとするが――その先に待つものとは?【80s洋楽が響く創作物語】
浮かれた日々の後に訪れた、静かなドライブ。胸に刺さるのは彼女の曇った笑顔と、こぼれたひと言――テムズ川に滲んだその違和感は、何を告げていたのか?【80s洋楽が響く創作物語】
ケイトへの想いを綴った初めての詞。でも彼女は部屋にこもったまま。届けたくて紡いだ音は届かず、残されたアップル・クランブルが二人の未来を静かに問いかける――【80s洋楽が響く創作物語】
(feat.David Bowie)ケイトと交わしたキス、繋いだ視線、分け合ったピアス――恋は初めてじゃないのに、まるで素人。遊園地ではしゃぐケイトに、ジェムは叫びたいほどの愛しさがあふれ出す――【80s洋楽が響く創作物語】
募る想いが、ついにジェムの中で弾けた。ケイトへの告白は止まらぬ衝動となり、二人を甘く切ない夜へと誘った。触れ合う肌に心が震え、朝の光の中で見つめ合う未来――この恋、どこへ向かう?【80s洋楽が響く創作物語】
笑顔でアシュリーに別れを告げたケイト。抑えてきた感情が、ジェムの言葉をきっかけに一気に爆発する。人気のない道で声を上げて泣く、笑顔の仮面の裏に隠されていた本音とは?【80s洋楽が響く創作物語】
アシュリーを巡り衝突するケイトとレイチェル。ジェムの存在に動揺し、沈黙するアシュリーを庇うレイチェル。その様子に、ケイトは声を震わせた――複雑に絡み合う、4人の想いの行方は?【80s洋楽が響く創作物語】