1980s 洋楽★創作物語

舞台は1980年代。ロンドンから来日した、新人バンドのVo. ジェムの目線で描く、日本人少年ヤスもメンバーのバンド仲間や家族との成長物語。UKバンドを中心とした、あの頃のあの曲が登場します。時々イメージ・イラストも掲載!

No.2-009 Mixd Feelings

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その後、学校で家庭訪問があり
担任の先生が、おっしゃったんです。

「岡部君は、勉強もスポーツも非の打ち所はありませんが、クラスでの協調性に欠けるようです。虐められている様子はありませんが、特に親しい友人もいないようです」

確かに、あの子の口から
友達の名前が出ることは無かったので
訊いてみたんです。

そしたら

「友達? そんなの必要ないよ。別に誰にも迷惑かけてないし、問題ないよ。それよりお母さん、仕事が忙しそうだから無理しないで」

そう言って、私に気を使わせないよう
振る舞う姿を見て、気付いたんです。

私はあの日以来、あの子が
楽しそうに大笑いしているところも
大声で怒鳴っているところも
ましてや涙なんか、見たことが無いと。

心配になって、カウンセリングに
連れて行ったんですけど
お医者様からは、特に問題無いと
思春期男児、特有のものと
片付けられてしまいました。

それでも気になってしまい
恭章に「従兄弟達と仲良くして」と
親戚の家にお邪魔してみたんですけど
従兄弟達から

「恭章君といても楽しくない。あの子、英語できるからって、僕達のことバカにしてる」
と言われてしまい……

実際、恭章を見ていたら
〝自分が合わせてあげている〟って
態度なのは、明らかでした。

 

私と主人は、恭章の教育は母国で
と思い、日本に帰国しました。
でも、こんな調子では
イギリスで生活した方が
あの子のためになる気がして、
それで戻ってきたんです。

◇ ◇ ◇

ひとしきりユミコの話を聞いて
親身になったステイシーが
とんでもないことを言い出した。

始めから読む(No.2-001)

 

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 モノマネするなら〝懺悔〟の方なんじゃないかと思ったけど、番組当初のこの頃は、まだ懺悔はやってなかったみたいです。なんてウロ覚えなのは、自分もそんなに観てなかったから。〝欽ちゃん派〟だったもので (^^ゞ