1980s 洋楽★創作物語

舞台は1980年代。ロンドンから来日した、新人バンドのVo. ジェムの目線で描く、日本人少年ヤスを含むバンド仲間や家族との成長物語。UKバンドを中心とした、あの頃のあの曲が登場!

No.2-001 Mixd Feelings

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日本に来て3日目。
今日は一日中オフなんだ、やったね!

東京でのオフは、これが最初で最後だから
既に皆んなロビーに集まり
やれ六本木だ、原宿だと騒いでいた。

各々マップを手に取って
土地っ子のヤスに、色々聞いている。

そうはいってもヤスも

「俺だって分かんないよ。原宿なんか興味無いし」

ってことで、
日本のスタッフ達から聞いた話を
翻訳してくれたんだ。

それで、二手に分かれることに決定!

僕とマークは、原宿や渋谷の見学コース。
今は円高なので、お金は待望の京都まで
とっておこう組。

フレッドとトニィは
秋葉原や新宿での買い物コース。
いいねぇ、金持ち組は。

そしてヤスは――

「俺は、ちょっと用事あるから」
と単独行動すると言い出して
皆んなブーブー文句を垂れた。

「えーっ、ズルいなぁ〜。僕達の知らない場所で、一人だけ楽しむんだ⁉︎

「違うな、日本のGFとデートだろ?」

「おいおい、紹介しろよ⁉︎」

「いねーよ、んなもん! 今日はフリーだろ⁉︎」
3人のツッコミに、口を尖らせるヤス。
(ちゃんと彼にも、日本人のSPが付くんだけどね)

「まあまあ、行かせてやれよ。ヤスの母国なんだからさ」

僕はヤスの肩をポンッと叩いた。

「門限は7時ジャスト。遅れるなよ!?

ヤスは小さく頷き、僕等はそれぞれ
ホテルを後にした。

 

 ヤスは「犯人はヤス」の前からヤスです! だって本田恭章さんから、お名前を拝借したんだもの。でも特にファンというわけでは無く(スミマセン)メンバーに「日本人を入れたい」と思い、参考にしようとペラペラ捲っていた洋楽アイドル誌に載っていた、唯一の日本人が本田さんでした。
 髪型やファッション(シャツは変な模様じゃないw)は、黒髪のポール・ヤングさんを真似したのを覚えてます。ホント最初は、適当なキャラ達だったんです (^^ゞ
 ちなみに、当時の秋葉原は電気街でした。萌え萌えな街だったら、マークは絶対そっちに行ってたかと……

 

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