feat. Echo & The Bunnymen
少なくとも、昨日マークに
追い立てられなければ
鍵を閉め忘れることもなく
今ここで、トニィに会うことは
無かっただろう。
「じゃあバンド名は、スターライト・ルームにする?」と僕。
しかし、ヤスが
少し考えてから口を開いた。
「いや、なんていうか……スターライト・ルームって一種の象徴だろ? それよりも俺は今日この日の、この夜の神秘性を感じるんだ」
「スターライト・ナイトだ!」
僕は声を上げた。
「スターライト・ナイトか……うん、なかなかロマンチック! 女の子に受けそうじゃん?」
〈ヒュー♩〉っとマークは
口笛を吹いた。
「俺はゴッホの絵を思い出すけど、あれなら悪くない」
と頷くヤス。
「いいんじゃない?」
トニィも笑顔だ。
フレッドも
「それでいこう!」と
ご機嫌に歌い出した。
〜♫ 星明かりの夜 君を見たんだ とても残酷に君は僕にキスした 君の唇は魔法の世界 君の空は全て宝石で飾られている 殺戮の月が もうすぐ昇ってくるだろう ♫〜
[Echo & The Bunnymen『The Killing Moon』Released:20 January 1984]
「月に殺されちゃ、かなわねぇよ?」
マークが肩を竦めている。
「だから、僕達は月よりも輝かなくっちゃ!」
フレッドは得意気だ。
「目指すはトップ・スター! だしね⁉︎」
僕の台詞に
皆んな笑顔になった。
こうして僕等は、この月と
星明かりの下での出会いに感謝し
一緒に未来を歩いていくことを
決心したんだ――
◇ ◇ ◇
それから
オリジナル・バンドとしての準備が
急ピッチで始まった。
僕等は今まで、既製の音楽の
アレンジばかりしていたから
完全なオリジナル曲は無かったんだ。
エコー&ザ・バニーメンの、ご登場です!\(^o^)/『キリング・ムーン』の歌詞に〝星月夜〟ある! ってよく見ると〝Starlit Night〟と綴りが違う? ゴッホの絵も『The starry night』って、昔と違くない⁉︎ 意味もどっちも微妙に違うような……
特に考えもなく、子供心に The Starlight Night(星月夜)ってロマンチックなバンド名を付けてしまい、大人になった今こじつけに必死(汗)
特に考えもなく、子供心に The Starlight Night(星月夜)ってロマンチックなバンド名を付けてしまい、大人になった今こじつけに必死(汗)
Echo & The Bunnymen - The Killing Moon
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