1980s 洋楽★創作物語

舞台は1980年代。ロンドンから来日した、新人バンドのVo. ジェムの目線で描く、日本人少年ヤスを含むバンド仲間や家族との成長物語。UKバンドを中心とした、あの頃のあの曲が登場!

No.1-016 Mollycoddle

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別に彼等を、好きなわけじゃなかったよ。

彼等はいつも、女の子を連れ歩き
昼間っから酒やドラッグを浴びては
他のグループと賭け事に、明け暮れていた。

夜は変な連中しか来ない
ライブハウスに出ちゃ騒音をかき鳴らし
唾をかけられたりして、しょっちゅう
トラブルを起こしていたしね。

彼等の演奏する音にも
ウンザリしていたよ。

それでも、一緒にいたのは
彼等は僕の存在を
認めてくれていたから――

彼等と過ごすようになった僕は
喧嘩やドラッグにポーカー、それと
Sex PistolsThe Clash
を覚えていった。

◇ ◇ ◇

週末のライブが終わった後は
決まって大勢の仲間が、集まっていた。
その度、みそっかす扱いの僕は
雑用を言いつけられて、追っ払われた。

あの日も、一人フラットに戻り
ギターを爪弾いてると、ドアが開いた。
リンダだった。

「あら坊や、いたんだ?」

彼女は隣に腰を下ろすと
僕のふかしていた煙草を取り上げ
自分の唇に挟み、ゆっくり煙を吐いた。

「坊やさ、良い声質持ってるんだから、煙草やドラッグは止めな。大事な時期でしょ?」

僕はこの頃、ちょうど
変声の時期を迎えていて
喋るのが億劫になっていた。

でもリンダは、他の女の子達と違って
ちょっと変わっていたからか
一緒にいるのは、心地良かった。

彼女はクールで、マイペースで
淡々とした感じが
なんだか格好良かったんだ。

エースも他の男には
手出しさせなかったしね。

しかし、リンダは言う。

 

 パンク・ロックは70年代後半が全盛期みたいですね。パンクは全然分からないので、取り敢えず代表的な2つのバンドを改めてチェックしてみると、セックス・ピストルズの曲は全く知らなかった(汗)クラッシュは『London Calling』が有名だけど、CMでも流れている『I Fought the Law』が、カバーらしいけどカッコ良い!
 こうして映像を見ると、ファッション的にはパンクな感じがしないんだけど、Wikiによるとパンク・ファッションとパンク・ロックは、別ものらしいです。なる程( ˙o˙ )